あの様々な奇跡から半年
奇跡の物語の主人公相沢祐一は現在
「金がねぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
叫んでいた・・・・
「Where is my princess?」
プロローグ
少し前
百花屋にて
「「「「「「「「ごちそうさまー」」」」」」」」
目の前の女性たちから言葉が聞こえる。
目の前にいるのはだおー、うぐぅ、えうー、あうー、はちみつくまさんと、
その保護者三人だ。
そこまではまだいいとしよう、問題はその前の机にある食器の数々。
イチゴサンデー×4、タイヤキ×20、バニラアイス×18、肉まん×19、牛丼×6
そして保護者たちの紅茶やコーヒー代
総計で約一万四千円これを誰が払うというかだ。
「俺はおごらんぞ。」
俺はお決まりとなった台詞を言う。そうすると必ず
「祐一の晩御飯は紅しょうが。」
「祐一君、酷いよ」
「そんな事いう人嫌いです」
「いたずらするわよーー」
「祐一、切る」
「栞を泣かせるなんて事しないわよねぇー、相沢君」
「そんな酷な事は無いでしょう」
「あははははは、祐一さんは舞を泣かせませんよね?」
はっきり言ってこれは脅し以外のなんでもない。
仕方なく、
「わかった、わかった。」といってしまう
レジで会計した時に、「消費税はなしでいいよ」といってくれたマスターの心使いが嬉しい。
その後用事があるといってみんなと別れた。
そして冒頭に戻る
みんなと別れた後、俺は銀行に寄ってお金を引き出していた。
そのとき預金通帳を見て祐ちゃんびっくり。
なんてたって、俺が貯金していたお金100万がたった四桁に突入してたから。
原因は、やっぱり上記のあれだよな。
「そろそろ、どうにかしないとな。」
この日から、祐一奢りからの脱出作戦が始まった。
作戦1
みんなを説得してみる。
・ ・・・・・・・・・・そもそも説得が効くならこんなことをしないだろう。却下
作戦2
秋子さんに話してみる。
夜中みんなが寝た後、秋子さんに相談
「それで相談とはなんですか?祐一さん。」
秋子さんだったら多分
「ツー。」
「カー、なるほど、名雪たちにお説教をしてほしいということですね。」
通じたよ、秋子さんって何者?まぁこれであい「だめですよ、祐一さん」ってはい?
「えっと、なにがですか?」
駄目って何が?
「それぐらいのことで男の子が怒ってはいけません。」
そのくらいって99万ほどあなたの娘さんにおごっているのですが。
「名雪たちもあなたが好きで集まっているんですから」
あぁそういうことか、結局秋子さんも親ばかってことか。
「わかりました、秋子さん」
俺は寝室に戻った。
作戦2失敗
作戦3というか最終手段
両親に相談というわけで早速電話
「はい、こちら○○ラーメン屋」
「あっ、間違えました。」
がちゃ
「はい、こちら「携帯のリダイヤルでかけたのに間違えなんてあるか!!」なんだ愚息か。」
「携帯に名前が出るだろ!!ったく母さんは」
この電話相手こそが俺の母親、相沢夏樹だ。十日前は確か傭兵だったのにいつの間にラーメン屋になったんだ」
「昨日からだ。」
「どうやって心をのぞいた!!」
まさかエスパー?
「普通にしゃべっていたが?」
うぐぅ、ここでもやっぱここでも癖は存在するのか
「んで、用件はなんだ?つまらんことだったら私のトカレフがだまっちゃいないぞ」
それは犯罪です(注)
まぁ秋子さんの姉ならこれで、
「ツー」
「カー、なるほど美女たちからの奢りコールに耐えられなくなってさらに秋子も役に立たないから何か案が無いか聞きたいのか」
あぁやっぱり通じたよ。あんたら何者。」
「いたって普通の一般人だ。」
また喋っていたのか、祐ちゃんショック
「まぁいい、お前風華学園知っているか?」
「風華学園?あぁ、あの世界最年少の理事で有名なあそこか!!」
当時話題になったよなー。
「そうそう、その風華学園だ。あそこの理事長は私の知り合いだからな。特別に編入試験を頼んでやる。後は自分で何とかしろ。」
「わかった、んで何時するんだ?」
「ん、さっき連絡したところ明日だそうだ。」
・・・・・・
「あの母上様。」
「なんだ愚息」
「サッキカラズットデンワシテマスヨネ。ドウヤッテレンラクシタノデショウカ?」
「台詞がカタゴトだぞ愚息。まぁききたいのならジャ「いえ遠慮します」そうか。」
あぶねぇ、死ぬとこだった。
「明日の朝八時に貴様の学校の第一会議室で試験だそうだ。私がここまでやったんだ。落ちたらわかっているな愚息。」
「Yes,マム」
「じゃあな」ぷつん、ツーツーツー
あははははは、落ちたら地獄決定だ。まぁいい明日か
次の日、俺は1人学校の会議室で試験を受けた。
問題はかなり難しかったが伊達に学年主席と知り合いではないのだよ。
時間をフルに使って一問ずつ解く。
俺が終わった後、試験管であった俺の担任である石川(仮名)が「お前が、この学校を転校するとはなぁ」という言葉が印象的だった。
そして三日後夜に水瀬家に一本の電話がかかってきた。
「祐一、電話だぉー」
どうやら名雪がとったらしい。俺は下に言って電話をとる。
「こちら風華学園の理事長補佐の二三と申しますが、相沢祐一様でしょうか?」
どうやら結果発表らしい
「はい、そうですが」
「編入試験の結果、見事合格でした。おめでとうございます。」
「そうですか、ありがとうございます。」
よかった、これで、ジャムは食わないですむ。
「ただ、・・・」
・・・?
「なにか問題でもありましたか。」
なんか書類に不備でもあったか?
「いえ、明後日から通ってもらうことになるのですが制服がもうしばらくかかるということなので、今まで通っていた学校の制服できてもらえますか?」
なんだそんなことか
「わかりました。他に何かありますか?」
「いえ、他にはありません。それでは風華でおまちいたします。夜分遅く失礼しました。」
そこで電話が切れた。
電話を置いて部屋に戻ろうとすると、名雪が睨んでいた。
「ねぇ、今の電話何?」
はて?
「俺にかかってきた電話だろ。」
それ以外無いよな
「違うよ祐一、他の学校にいっちゃうの!!」
名雪が叫んだ。相沢祐一の耳に40ダメージ
「うぐぅ祐一君!!」「あうー祐一!!」
名雪に増援がきた
「祐一はここにいるんだよ。それ以外認めないよ」
「そうよ、そうよ 祐一のくせに」
「うぐぅ」
少しむかついてきた。
名雪 なぜお前に認められなければならない?
真琴 おれのくせにってなんだ?
あゆ 意味不明だ
「俺の両親が引っ越せってさ。ここには俺に害を与えるやつらがいるから」
「「「害?」」」
まぁわからんだろうが。
「というわけで、俺はここを出る!!」
荷物が少ないのでもう準備はできている。
後は、あっちに行くだけだ。
名雪が目の前に立ちはだかって
「行かせないよ、祐一は私のものだよ。」
名雪のこの一言で切れた
「ふざけんな!!俺はものか?俺はてめぇらのものか?」
「そうだよ、祐一は私のものだよ。」
「違うよ、僕の」
「あうー。私のよ」
こいつ等には言っても無駄か
気が変わった。
「お前らの俺に対する認識はよーくわかった。」
わかってくれたかとうれしそうな顔でうなずく名雪たち
「もういい、俺は今から街を出る。」
「「「え?」」」
「幸い、あっちの学生寮はいつでも来てくださいときていることだしな。」
名雪、真琴、あゆが泣きそうな顔をしている。だけど何も感じない。人をもの扱いしたやつらになぜ気を遣わなくてはならない。
二階に上がって荷物を持って水瀬家をでた。後のことは知らないどうでもいいことだ。
そうして俺は雪の町から出て行った。
これから待ち受ける試練も知らずに。