諸君。私は魔法の力というものを手に入れた。
だが、失った代償も大きい。
尊厳とか、尊厳とか、尊厳とか。(ロリコン疑惑)
………果たして、胸を張ってこの選択は正しいと言える日が来るのだろうか?
それは、まだ分からない。
願わくば、過去の話として笑い合えるような、そんな日が来ればいいな。
(相沢祐一の書記より)
「マジカル☆ハンターゆういち 〜想い出はリリカルなのはと共に〜」
始まります。
時を超え刻まれた 祈りは 奇跡に………。
って、カットカットカットカットォォォ!
だめでしょ、版権問題になるでしょ!?
第3話。「カード収集。是日常也。」
勉強も宿題も予習も復習も終えて。
相沢祐一は現在、ティンクとポーカーに熱中してます。
この世界に来たティンクが最初に覚えた遊びがこれ。
………いや、こっち来て最初に覚えた遊びがポーカーって、問題ありません?
しかも、脱衣。
暇そうにしていたティンクに祐一がポーカーを提案。
ただやるのはつまらないけど、ティンクはお金を持ってない。
………ってことで、脱衣。
………いや、犯罪でしょ、それ。
少なくとも少女にけしかける事はないでしょ。脱衣ポーカーって。
まぁ、結局いかさまをしたにもかかわらず驚異的な運でティンクが勝ったから良いのだが。
さすが光の巫女と言った所か。運のよさが巫女に必要かどうかはわからないが。
――――――――はっ。
「ゆーいちっ、カードの気配だよっ。」
「あぁ。公園の方だな。行くぞ、ティンク。」
不穏な力のかけらを感じた彼らは一目散に飛んでいく。
さて、今回はどんな相手が待っているのだろう。
PM11:30 公園
「うー、さみぃ。コート着て来れば良かった。」
「もー、動きにくいって置いて来たのゆーいちでしょー?
仕方ないなぁ、はいっ。」
少女は、明らかにその体より大きなコートの裾を捲って何かを示す。
「…………?どうしろと。」
「もぉ。鈍いなぁ、マスター。くっついて一緒に暖まるのっ。」
何処で覚えたんだ、そんな可愛い台詞。
思わず、そう心の中でつぶやいてしまう祐一だった。
………だが、彼は見落としている。
少女が、彼の父親の本。
「青春の勧め」のカバーでカモフラージュされた、「男の妄想百選」を読んでいたことを。
知ってたら全力で止めたであろう事実を知らぬまま、彼は返事をする。
………もっとも、そのおかげで今おいしい目見てるんだからおあいこだと思うのだが。
「あぁ。………一緒に入らせてもらうよ。」
照れて頬をかきながら、青年は少女に寄り添う。
悲しいかな、この青年。女性経験が全くといって良いほどなく、良くも悪くも純情なのだ。
………顔だけ見てれば、目鼻立ちは整っていて、もてそうなものを。
………傍から見ていれば犯罪かほほえましい光景かのどちらかにしか見えない二人。
お互いに、互いの体温を感じながら、時は過ぎていく。
でも、不思議と寂しくは無かった。
………だって、信頼できる相棒が寄り添ってくれてるのだから。
AM0:30
「「………来たッ!」」
同時にその存在を感じ取り、叫ぶ。。
NO.21
そう、その身には刻まれている、ように見えた気がした。
………気がつけば、青年は世界に取り込まれていた。
曖昧な世界。
自己と他者の狭間が。
人と人との境界が。
俺が世界に。
消えていく。
キエテイク...................
「マスターッ!!!!!!!!」
ティンクの一言で我に返る。
有難う。ティンク。その声がなきゃ死んでた気がするよ。
声には出さず、表情でそう言った。
「大丈夫?マスター。」
「いや、危うく死に掛けた。この世界は何だ?鏡だらけの世界は。」
「それはNo.21 MIRROR.
MIRRORの試練は唯一つ。
………精神力を、見せればいい。」
「精神力だと?具体的にはどうすればいい?
早く指示をくれ。この空間は気が狂いそうだ。」
鏡だらけの世界。
それは、自分ばかりが映し出されて。
それは、他者ばかりが映し出されて。
それは、世界ばかりが映し出されて。
「たんとうちょくにゅっ………。
舌、かんじゃった……。
単刀直入に言います。目を閉じて、感じてください。
光の一点を。
精神力を全て、集中に傾けてください。」
「わかった。」
鏡だらけの世界。
それは、自分ばかりが映し出されて。
それは、他者ばかりが映し出されて。
それは、世界ばかりが映し出されて。
キモチワルイキモチワルイキモチワルイキモチワルイ................
否。一筋の光明を見つける。
それに全力を傾ける!
祐一は迷いを断ち切り、目を閉じる。
集中。集中。集中。集中。集中..................
「そこだぁっ!」
見えた、一筋の光明。
その一点を、唯。唯、全力で貫く。
己がその剣(セイバー)で。
砕け散る、鏡の世界。
戻っていく、世界のかけら。
それは、試練に勝利した合図だった。
「ロストロギア。異形。カード。その気高き物よ。
我の言の葉を聞き、服従の意を示せ。
光の巫女の名の下に、命ず。
我が名は、Extinction.
矛盾をはらむ光の巫女。
――――――集えっ!気高き光!今こそ封印のときだ!」
少女が言の葉を紡ぐ。
宝玉から光があふれる。
呼応して、光が集まる。
まるで、それはオーロラのよう。
幻想的な雰囲気を作り出し。
その場は静寂に満ちていく。
――――――光が、収まる。
光が消えていく。
それは、全てが終わったと錯覚させるような。
一瞬で、悠久のような。
矛盾を孕んだ、光景だった。
………はっ。
――――――誰かが息を呑む声がする。
「やったよ、ゆーいちっ♪No.21、MIRROR手に入ったよっ。ほらっ、ほらっ♪」
「この前も言ったけどキミねぇ。あの幻想的かつ緊迫した雰囲気を一発でぶち壊さないでよ。」
何はともあれ、勝利。
今は、この余韻に浸ろうか。
所持・詳細判明カード一覧。
17.SPEED(対象物の速度調整。主に高速移動に使う。)
21.MIRROR(対象物の複製、幻想など。複製・幻想に質量を持たせることは可能。幻想は魔力量に応じてリアリティな演出。幻想で傷つけて、現実にダメージを与える事は可能。)
はい、第三話。カード収集。是日常也。を、お送りしました。ってーか、気がつけば13Kb.
さーて、いかがでしょうか。正直感想がもらえないと精進の仕様も無いんで、何か一言でも感想をいただけると嬉しいです。
好評はモチベーションを、酷評は腕を上げてくれます。どしどし、感想ください。
さて、此処で重大発表。
私、SS全部聞いたこと無いです。
って訳で、SSとの矛盾点があるって人は遠慮なく指摘してください。
一考の後、修正したいと思いますんで。
……では、そろそろ。また次回まで、さよーならー。
では、JGJ殿。コメントを。