祐一(以下祐)「ただいま帰りました」
フェイト(以下フェ)「あ、おかえ――」
リンディ(以下リ)「おかえりなさい、祐一君。お風呂? ごはん? それともわ・た・し?」
フェ「あ、あの母さん?」
祐「え、えっと、それじゃあごはんをいただいてもいいですか?」
リ「わかったわ。そうそう今日の『私の作った』お弁当はどうだったかしら? 今日のピーマンの肉詰めは自信作だったの」
祐「ああ、あれですか。はい、美味しかったみたいですよ?」
リ「み、みたい?」
フェ「祐一、それは内緒――」
祐「食べようとしたら、なのはちゃんとフェイトちゃんに物凄い勢いで食べられちゃって。
あ、二人を叱らないであげて下さい、替わりにいろいろおかずをもらいましたから」
リ「あら、そうなの」
フェ「……内緒だって言ったのに」
『……』
祐「そ、そうそう、肉詰めは食べられなかったんですけど、今日の卵焼き、いつもと味付けが違いましたよね? 個人的には今日の味付けの方が美味しくて好きですよ」
フェ「そ、その卵焼き、実は私が――」
リ「フェイト、あなただけ明日から仕事量を増やしてもいいかしら?」
フェ「?!」
リ「そうなのー、実は卵焼きもちょっとだけ自信があったの。
気に入ってくれたなら今度からは今日の味付けで作るわね?」
フェ「……」
クロノ「母さん、娘相手に提督権限はちょっと大人気ないと思う」