「祐一君、実験してみたいことがあるのだけれど、一つ乗ってみないかしら?」
「……実験?」
「ええ、もしかしたらこの状況を打開できるかもしれない」
何かを決意した色。リムはそれを両眸に乗せて俺に提案する。
こんな瞳のリムは初めて見た。少なくとも俺は今まで見たことはない。
それは常に冷静な視線を敵に向け、確実な勝利へのルートをひたすらに追求するリムの戦闘スタイルでは、こんな賭け事をする時にするような眼をすることがないからだろう。
それゆえの不安が無いといったら嘘になる。
でも、元より確実な勝利なんてあるわけがないし、あったとしてもこんな状況から確実な勝利なんて見つかるわけがない。
なら答えは決まっていた。
「やってみよう。その実験とやらをさ」
――断る理由なんて、ない。
魔法青年相沢祐一
53幕『夢の正しい使い方』
「で、その実験とやらはなんなんだ?
なにか特別なことが必要だったりするのか?」
リムが言う実験とやらの内容を問う。
実験と銘打つくらいなのだから、魔力でどこかのゴム人間みたいに腕を大きくしたり、目にも止まらぬ攻撃を放ったりできるように改造したりするのだろうか?
そう考えていたのだが、リムは首を横に振る。
……残念だなんて思ってないぞ? ほ、本当だぞ?
「違うわ、祐一君。実験というのは私とfusionしてほしいの」
「へ?」
fusionすることが実験なのか?
リムのことだからもっとそれっぽいことでもするのではと思っていた俺は面食らう。
fusionなんて、別段実験と呼ぶほど大層なものじゃない気がするが。
そんな俺の疑問にリムは頬を薄っすらと赤くして口を開いた。
「は、初めてなのよ……fusionするの」
新鮮なリムの表情を堪能する暇もなく、二度目の驚きが俺の頭を打ち付ける。
は、初めてって。リム達は数年前からユンカースとして戦場に出ていたんじゃないのか?
「えっと、ご主人様。にわかに信じがたいことかもしれませんが事実ですわ。
昔のリムは人間が嫌いなきらいがありましたから」
ミナも補足するように付け加える。
なるほど、それならば実験という風にリムが言うのも納得できるかもしれない。
それにしても嫌いなきらいとは――
「……決して駄洒落ではありませんよ」
「いや、わかっているからな」
「へ? 私、何かいけないことを言ってしまいましたか?」
「あー、気にしなくていいぞ。うん」
人の心を覗いて、先回りでボケ潰しをしてくれるアビス。
微妙に見当違いのことを口走っているミナ。
「ねぇーねぇー、ひゅ〜じょんってなにするのぉ?」
「二つのものをくっつけて強くする魔法のことよ」
「うやらましいの、ルドラも祐一様と合体したいのよおー」
「頼むから、危ない発言は自重してくれ」
ルドラはというとリムの説明を聞くと、うっとりと悦に浸った顔で、紺色の制服を纏った公務員のお世話に(俺が)なりそうな危ない発言をしている。
……本当に今の俺達は大ピンチなのだろうか?
「作戦会議はすみましたか?
私は親切ですからね。それくらいの時間は待ってあげましょう。
もっともそんなこと無駄でしょうけどね」
そんな俺達のやりとりを余裕綽々で見ているcopy。
くっそ、余裕かましてくれちゃって。
だったら見せてやるさ。確実な勝利なんてないってこと、向こうに教えてやろうじゃないか。
「リム、行くぞ」
「え、ええ……」
リムはアビスらを後方へ下がらせ、何かあったら援護してくれるように指示をだして俺の横に立つ。
普通に考えれば、皆で協同して戦った方がいいと思うのだが、発案者のリムが後ろに下げたのだから何か理由があるのだろう。
リムの方を見ると、どこか体がぎこちない。
初体験(大人な意味では非ず)に緊張でもしているのだろうか?
「リム」
「なにかしら――むにゅ?」
リムの両頬を空いている片手で掴むと、端正だった顔がなかなかに面白い顔になる。
にらめっこをやらせたら5戦で2勝くらいはしそうだ。
「俺はもう火が付いちまったんだ。
今更消せなんて言われたって無理なほどにさ」
「……」
「もうサイコロ振っちまったんだ。結果が出るまで止まらないし、止められない。だったら体を硬くなんてしてたらもったいないぞ?
どうせ進むしかないんだから、思いっきりはっちゃければいいのさ」
「……そうね」
我ながら無茶苦茶な論理だが、意外にも素直にリムは納得してくれた。
もしかしたらリムの中では既に覚悟は決まっていて、ただ誰かに背中を押してもらいたかっただけなのかもしれない。
百以上の敵と二人で対峙する。
「見せてやる、これが俺の――」
「私の――」
「「切り札だ!」」
「……まさか? 止めなさいっ! ドッペル!!
一縷でも可能性があるものは潰すのです!!」
力を、心を、意思を、合わせる。
copyが気付いたのか何か叫んでいる。
こちらに灰色の塊が襲い掛かってくる。
だけど何もかもが遅い。もう魔法は完成している。
「「cross in dream form(クロス イン ドリーム フォーム)!!」」
リムの意思が流れ込んでくる。
光が俺の服を紅色に着色していく。
体に力が沸き上がってきて、服装の赤と対象的な白いオーラが俺を包みこむ。
融合時に周りを護っていた衝撃波が、ドッペルたちを吹き飛ばし、それが他の敵をも巻きこむ。
白かった戦闘服は完全に真紅へと変わり、現れたベレー帽を被る。
オーラが弾けるように拡散し、周囲に飛び散る。
「レイバルト・バリアント、ドリームフォーム、降臨」
目のある奴は焼き付けろ。
耳のある奴は漏らさず聞け。
敵意のあるものは恐れろ。
これが俺の――俺達の姿だ。
「成功ね」
「上出来」
改めて服を確認する。
色が変わっただけでなく、服の形状も無駄なヒラヒラが無くなって、スリムになった気がする。
無駄な装飾を嫌うリムらしい、というべきか。
なんにしろ、あんなひらひらを着けなくていいのであれば、俺にとっては一番好ましい服装なのかもしれない。
「ずっと祐一君の心の中にいたから。祐一君がああいうひらひらした服装をあまり好ましく思っていなかったっていうのもわかっていたし、その影響なのかもしれないわね」
それはとてもいいことだ。
少なくとも、人の服装をメイド服紛いにするどこかの無口メイドよりもずっとマシである。
「相沢様、後でお話があります。主に『服装』に関してですが」
後ろでアビスが何か言ってる気がするが、あー聞こえない聞こえない。
「ところで、dreamって使ったこと無いからわからないんだけど、どうやって使うんだ?」
「百聞は一見にしかず」
「へ?」
「大丈夫。使い方をここで言うよりも実際にやってしまった方がわかりやすいわ」
そうは言われても、そのやり方がわからないから困っているんじゃないか。
「dream formですか、よくもやってくれましたねえ?」
copyがこちらを忌々しげに見つめてくる。
こりゃ、本気で怒らせたな。
向こうのドッペルの総攻撃フラグが立とうという勢いなのだが、こちらは能力について全く教えてもらえていない。このままじゃあ、この能力の何処が対copyドッペルに有効なのかさっぱりわからん。
……あれ、これって結構ピンチって奴なんじゃ――
「やりなさい! あの忌々しい赤を血の色で更に深くしてやるのです!」
うおっ、やっぱりきた?!
copyの指令に一斉に襲い掛かってくるドッペル。
せめてこっちが能力のレクチャーを受けてから襲い掛かってくれればよかったのだが、敵に対してそれは普通に考えてあまりに虫のよすぎる要求だろう。
「リムさん! リムさん! これ冗談になりませんって!
はやくやり方教えてくださいって、マジやばいっすから!」
「大丈夫よ。あなたが普通の思考の持ち主なら、この状況を切り抜けられるわ」
普通の思考って言われても。リムの思い描いている普通の思考と俺の描いている普通の思考には大きな差異があると思うのですよ?!
百以上のドッペルが一斉に襲い掛かってくるこの光景を見て、全く動じもしないっていうのが普通の思考だというなら、リムと俺は絶対に相容れない。
というかそれは絶対人間じゃないって。
そんなことを考えているともうドッペルがすぐそこに。
まずい! やられる?!
そしてshieldの展開も間に合わず俺はドッペルの凶刃に――
「……?」
――た、倒れていない?
見ると、ドッペル達は俺の数歩前に発生した巨大な石壁に隔たれ、一体すらこちらに到達することがかなっていなかった。
ど、どういうことだ? こんな巨大な壁を作り出す魔法なんて唱えた覚えは無い。
まあ、shieldなら魔力をかければ可能ではあるが、先程も言ったとおり、俺は発動が間に合っていないし。
「わかったかしら。これがdream。
結界を作り、結界内にいる術者の想いを力に変える能力。
今の壁も祐一君が自分の身を守りたいと強く想ったから作られたの」
「……思ったことが何でも実現する能力ってことか?」
「ちょっと違うわね。この空間内で実現するのは無機物のみに限られる。
幻でなら有機物の真似物も作り出すことが出来るけれど、目晦まし以外の危害を与えるのは無理ね。
ほら、最初にあなたに会ったときに竜を見せたでしょう? あんな感じね」
つまりこの空間内でなら無機物を「なんでも」「いくらでも」「どこにでも」作り出すことが出来るってことか。
「……まあ、そんなところでいいかしら。難しいことは考えない方がいいと思うし」
俺が結論付けると、リムは少し間をあけてからそう口にする。
その間はまだ何か隠している様子だと思ったが、とりわけ問題は無いだろう。
リムが言わないのであれば、今は必要の無い能力なのだと思うし。
「なるほどな。なら攻撃もこうすれば」
頭の中に無数のナイフを思い浮かべる。
刺す為の刃に、持つための柄、無駄な装飾や能力は省いた簡素なものだ。
そしてそのナイフが次々に敵を射るイメージも同時に浮かべる。
すると俺の周囲に無数のナイフが出現し、訓練された兵隊のようにじっと、石壁の方を向いて狙いを定めている。
なんか手品師にでもなった気分だ。いや、俺の世界じゃどんな腕利き手品師でもこんな真似できないか。
これでエレナさんの能力とアビスの服装を混ぜたらどこかの館のメイドみたいだ。
準備は出来た。自分の意思で壁を消滅させる。
ダムで堰き止めていた流水のように、次々にドッペルがなだれ込んできた。
「射抜くイメージを忘れないで」
「わかっているさ……いけえええええっ!!」
腕を野球の投手のように振りかぶり、振り下ろす。
それを合図に周囲に浮いていたナイフがドッペルに一直線に向かっていく。
一つは脚部に、別の一つは胴体部に、また別の一つは頭部に。
ナイフはドッペルを射抜き、粒子へと還元する。
通り過ぎたナイフはぐるっと180度転回をして、辛うじて回避したドッペルに背後から襲いかかり、光へと変えて行く。
迫るナイフを迎撃しようとするドッペルは複数のナイフによってあっという間に蹂躙される。
「強く射抜くと念じた攻撃に回避など不可能。
だって、ここは夢の世界なのだから」
そのナイフの動きは怒り狂った蜂が人間を襲う姿に似ていた。
一度、敵だと認識したものは何があっても排除する。
ナイフという意思を本来持たざる物が、そんな意思を持っているかのように動いている。
俺がただ「射抜け」とそう強く願っただけで。
――この上なく、強い。使用している俺ですら恐怖する。
勝負はあっけなく着いた。
コピードッペルは塵も残さず消滅し、任務を終えたナイフもいつの間にか姿を消していた。
残骸が無かったので、どうやらあそこにオリジナルはいなかったようだ。
まあ、当たり前といってしまえば当たり前だが。
「う、嘘でしょう……? 私のコピー達がぜ、ぜ、ぜ、ぜんめつつつうう?」
「勝負ありだな。copy」
未だに何が起こったのか理解できていないcopyに俺は引導を渡す。
そりゃ、そうだろうな。俺だって全然わかっていないんだから。
「嘘だ! これは夢に決まっていますっ!」
「わかっているじゃない。私の名前忘れたのかしら?
これは夢だもの。理不尽も現実になるわ」
「そんな馬鹿なことがあるわけがない!! まだ私は負けてはいないのです。
そうです。私とオリジナルが存在する限り、コピーは蘇り続ける事をあなた達はお忘れですか?
いくらあなた達とはいえ、魔力が尽きればこちらの勝ちです!」
すぐさまレプリカを生み出そうと動くcopy。
だがそんなことはさせない。
「レイバルト・バリアント! サンライズモード、セットアップ!」
『Sunrise mode
set up』
レイバルト・バリアントをサンライズモードへと変更させる。
想いが力になるのなら、レイバルト・バリアントも想いに答えて……進化する!
サンライズモードとなったレイバルト・バリアントにひびが入る。
壊れたわけではない。これは新たな力を得る為の胎動。
『D.S.M.
set up』
外殻を破り、輝きと共に新たな杖が生れ落ちた。
魔石を支えていた骨格が上下に長く延び、その間には魔力が走る。
空いていた側面には菱形の盾のようなものが現れ、魔石を四方から包み込む。
柄には銃の様なグリップが生まれ、それを俺は力強く握り締めた。
「こいつで……終わらせる!」
『Aurora Blaster
Cannon(アウロラ ブラスター カノン)』
上下のフレーム部と側面の盾の手前半分が展開される。
上のフレームから展開された部分が透明になり、照準器のように変形し、発射口から周囲の魔力を取り込んでいく。
「いっけえええええええええ!!」
「ひ、ひいいいいいいいっ?! 早くっ! 早くレプリカを――」
発射された魔力の濁流はドッペルを薙ぎ払いながら一直線にcopyへと伸びる。
上部以外の三方向の展開部は溢れ出てしまった魔力が内部で暴発するのを防ぐ為の排出口となり、虹色の魔力が獅子のたてがみの様に外へと流れる。
「うあああああああああああああ?!」
魔力に呑み込まれたcopyが叫び声を上げる。
局員の体から小さな石が引き剥がされる。ユンカースの本体だ。
「シイイイイイイイイイイイルッ!!」
「わた、私はああああああああああああ!!」
轟音。
copyが壁に叩きつけられ、粉塵が巻き起こる。
照射を止めると、レイバルト・バリアントが排出口から白煙を吐き出した。
「ふぃ〜」
一気に疲労感が込みあがってくる。
結界を作って、無数のナイフを作って、杖まで弄くった上で砲撃魔法を撃ったんだし、疲れて当然といえば当然なんだが、少し使いすぎたかもしれない。
煙が晴れた。
直撃をさせたcopy――が取り付いていた局員――は壁に大きなへこみを作った下で気絶しており、その横には照明の光で鈍く輝く魔石が一つあった。
No.7『copy』の成れの果て、いや真の姿である。
「……相沢様」
「ご主人様、大丈夫でしたか?」
「最後のアレがすっごかったのぉ。
ルドラも合体したらあんなのができるのぉ?」
俺がcopyを拾い上げてレイバルト・バリアントに収納すると、後ろにいたミナ達がこちらに駆け寄ってくる。
どうやら向こうには特に支障は無かったようだ。
「それにしても初めにリムが私達に後退を指示した時は何をするのかと驚きましたわ」
「ごめんなさい。ああすることでドッペルのみを狙うことに集中できたの。
祐一君は能力に慣れていないし、もしものことを避ける為だったのよ」
「……ええ、今思えばそれも納得できます」
なるほど、皆を下がらせたのはそういう意図があったのか。
「それにしても、ようやくやったな」
「ええ、微妙に長い縁でしたね」
時空管理局のコントロールタワー以来の縁だったからな。
だからこそcopyをここで封印できたことは大きかったと思う。
「って、待て」
「相沢様、どうかしましたか?」
「なあ、ユンカースは誰かが一度封印した後、上書きして封印はできなくなかったか?」
「ええ、そうです。私がその一例だったと思いますが?」
アビスの言うとおり、たしかフィアもそんな事を言っていた。
ユンカースは封印したものの所有物となり、マスターを倒して奪うか、譲り受けなければ他者のものにはなりえない。
だから俺はなのはちゃんからユンカースを譲り受けたし、スコールと戦ってアビスやwindを手に入れた。
なのに、copyは封印されている?
いや、魔石に蓄積されていた魔力がさっきの一撃で吹き飛んだから休止状態にあるだけか?
「普通に考えればそうでしょうね。
copyはディアボルガの所有品であるのだから」
俺の中にいるリムに尋ねるとそう返ってくる。
でも何故だろうか違和感がある。
copyは本当にディアボルガの持ち物だったのだろうか?
……まあ、どうでもいいか。
そんなこと『今から』本人に聞けばいいだけの話だからな。
「なあ、ディアボルガ!」
「なるほど、覚悟は一人前に育ったようだな」
俺の視線の先――玉座には、忘れもしないにっくき金髪野郎が嫌な笑いをしていた。
あとがき
ようやくディアボルガまで辿り着いたよ。
このお話もあと数話で終わりだと思うと感慨深いです。
出来の悪い子ほど可愛いといいますが、自分の中での魔法青年はまさにそんな感じです。
自分が右も左もわからなかった頃から書き始めて、サイトの発展と共に歩んできた作品ですし、この作品がなければ皆さんはこのサイトになんて興味も持たなかったでしょうし、自分も作家辞めちゃっていたかもしれません。
それに年数をかければかけるほど愛着が沸いてくるんですよ。
永遠にこんなぬるぬるとした作品を書き続けたいなって思っちゃいます。
まあ、A’s編は確実に書くんですけどね(笑
最後に、前回の後書きを見て、いろいろ励ましの言葉を頂きました。
本当にありがとうございます。これからもこの子をよろしくお願いします。
では今話の解説を。
・dream form
リムと祐一がfusionした姿。
服装は紅色になり、ひらひらフリルが無くなって、やや動きやすい服装になる。
融合直後に結界を展開し、その結界内であれば無機物(主に武器)を「どこでも」、「なんでも」、「いくつでも」、作り出すことが出来る。
武器の力は術者の想いの力で比例し、術者が強く願えば願うほど威力が上がる。
武器限定で空間内であれば自由に操作することが可能で、「敵を貫け」のような曖昧なイメージでも武器を操作できる。
ただし発動前に明確なイメージ像が必要な為、敵味方の乱戦中に使用すると、味方を巻き込んでしまう場合があり、共闘では熟練した腕が必要になる。
また現在所有している武器の強化も可能であり、今回祐一はレイバルト・バリアントを強化し、D.S.M.と呼ばれるSunrise modeの進化系のような形状に改造している。
生物も生み出すことは出来るが、幻以上のものは作ることが出来ず、敵の目を欺く程度のことしかできない。
・Aurora
Blaster Cannon(アウロラ ブラスター カノン)
術者:相沢祐一(dream form)
祐一がdream form時に一時的に改造したレイバルト・バリアントで放った魔術。Sunrise
Arrowのバリエーションと呼べないこともない。
フレーム間に魔力を通し、強力な魔力場を生成、周囲に存在する魔力と自らの魔力を限界まで魔石に収束し発射する。(調整可)
またこの魔術使用時のみ、魔石に取り込みきれなかった魔力の暴発防止のために上部以外の三方向の排出口から魔力が排出されるようになっている。
別名、祐一版スターライトブレイカー
P.S.
アウロラカノンをブラスター3みたいにしてみたかったというのはここだけの秘密。
※感想、質問、指摘などありましたらBBSかMailにてお願いします。
2008年1月5日作成