「……」
「……祐一さん」
不安そうに俺を見上げてくるフィア。
姿はいつもの縞々の猫の状態だ。
「祐一さん」
「……わかってる」
「それ、もう10回目ですよぅ」
「わかってる」
俺は11回目の『わかってる』を口にしてはぁとため息をつく。
そして見上げる―――今、自分が居候として住んでいる場所を。
「わかってるさ。言わなきゃいけないってことくらい」
「だったら、ここで立ってないでとっとと入るですよ」
12回目のわかってると共に俺は両手で頬を叩く。
夜もそれなりに深い時間。いつまでもここに立っているわけにもいかない。
「よっしゃ、行くぞ! フィア」
「合点承知の助三郎です」
隣にフィアを従え、俺は水瀬家へと向き直る。
普段と変わらない水瀬家のはずなのに、その姿が一回り大きく見えた気がした。
「……やっぱ、さっきの言葉、撤回していい?」
「……だめだこりゃ、です」
魔法青年 相沢祐一
40幕『出立』
「さて、と、それじゃあ、2時間後、場所はこの前祐一君達を拾ったあの丘でいいかしら?」
「丘……ですか?」
「ものみの丘だよ。佐祐理さん」
「あ、それなら知ってます」
リンディさんの言葉をあの時いなかった佐祐理さんにもわかるように補足する。
「はっきり言って何日かかるかわからないわ。
この戦艦で街まで送ってあげるから、あらかじめご両親に許可を貰っておくのよ」
「佐祐理は大丈夫です。お父様もお母様も暫く仕事で留守にするそうですから。
あとで使いの人に旅行に行くって言っておけば、それ以上は詮索されませんし」
少し寂しそうに佐祐理さんが言う。
佐祐理さんのご両親ってやっぱり忙しいんだな。
「そうなの……悪いことを聞いちゃったわね」
「いえ、もう慣れましたから」
「じゃあ、あとは祐一君のところだけね」
「俺のところは……」
「ダメよ。ちゃんとご両親に許可を貰ってきなさい」
俺の言葉を先読みするようにリンディさんが釘を刺してくる。
むぅ……別に俺は構わないんだがなぁ……
というか何処にいるかわからないし、二人とも気紛れ屋だから。
「あの、祐一さんは今、居候してるんです」
「そ、そうそう! だから、今何処にいるかわからないんですよ」
よし、ナイスだ。なのはちゃん!
なのはちゃんのフォローに便乗するように乗っかる。
「だったら、居候先の家主さんに許可を貰ってきなさい。
黙って行ってしまったら、残された人が心配するでしょう?」
「ぅ……」
秋子さんなら一発了承くれるとは思うんだけどな。
それでもやっぱり黙っていったら心象が悪いか。
「わ、わかりました」
「うんうん、素直な子はお姉さん、大好きよ?」
……お姉さん?
さすがに子持ちでお姉さんはないと思―――
「祐一君、今何か失礼なことを考えなかったかしら?」
「いえ! なにも!!」
「そう」
優しく見える笑顔に怪しく目を光らせたリンディさんを見て、俺はほとんど反射的にそう答えるしかなかった。
ガチャ……
「ただいま〜〜」
「にゃ〜ん」
意を決して、玄関を開ける。
そういや、フィアと出会って初めて帰って来た時もこんな感じだったかもしれない。
あの時は開けたと同時に名雪の怒声が響いたんだよな。
それでユンカースに取り付かれていたみんなと戦ったんだっけ。
あれからまだ一ヶ月くらいしか立ってないのに、まるで数年前のことのように俺の思い出に染み付いてる。
思い出に月日は関係ないんだってことをしみじみと実感するよ、本当。
今日の玄関には誰もいない。
まぁ、これが普通か。
リビングの扉を開けると、そこには秋子さんが背を向けて座っていた。
「ただいま帰りました」
「あ、祐一さん。随分と遅かったですね」
「えぇ、まぁ……」
声をかけると、慈愛に満ちたいつもの笑みで迎えてくれる秋子さん。
そういえば日帰りで近くのプールに行くって言っておいたからなぁ……
「あゆや真琴は?」
「試作した甘くないジャムを食べてしまったら気絶してしまって……あ、なんなら祐一さんもお一つ―――」
「いえ、今はお腹空いてないんで」
「―――そうですか。残念です」
実は言うと晩御飯も食べてないのでお腹がぐーぐー鳴ってるのだが、こんな状況で気絶したら洒落にならないので断る。
いや、こんな状況じゃなくても断るんだが。
「じゃ、じゃあ、名雪は―――」
「祐一さん」
「―――は、はい?」
秋子さんがこちらを真っ直ぐと俺を見る。
「話があるんじゃないんですか?」
「え?」
「祐一さん、顔に書いてあります。
話があるんだけど、どうにも切り出すことができない……って」
「秋子さん……」
はは、秋子さんには全部お見通しって奴か。
どうやら―――俺は一生、秋子さんには敵わないかも知れないな。
「それじゃあ、聞いて……くれますか?」
「はい、喜んで。それではコーヒーを飲みながら話しましょうか」
立ち上がって台所へと移動する秋子さん。
俺はいつも座ってる場所に腰を落ち着けて、コーヒーが出来るのを静かに待つことにする。
数分後、秋子さんはお盆に湯気の立つ二つのマグカップを持ってきた。
「ブラック……でしたよね? フィアちゃんにはミルクを持ってきたから」
「あ、ありがとうございます」
マグカップに口をつける。横でフィアも皿に注がれたミルクを舐め始める。
空いた腹にコーヒー、特にブラックというのも胃が悪くなりそうな気がするが、
秋子さんの淹れてくれたコーヒーはそんなこと感じさせないかのように、すっと体に染み込んでいく。
「さて、何の話でしょうか?」
「あ、はい。実は―――」
「了承」
「へ?」
「だから了承です」
「いや、了承も何も」
まだ何も言ってないんだけどな。
「祐一さんがそこまで深刻に考えることです。
もし反対しても祐一さんは行くでしょう?
だったら祐一さんがどんな話をするにしても了承するしかないじゃないですか?」
「……」
ま、まぁ、秋子さんの言ってることは間違ってないけど。
反対されたら俺はこの家を出て行ってでも行こうと思ってたし。
「でしょう?」
「……はい」
「だったら、私は祐一さんにはここに居てもらいたいですから。
その代わり、ちゃんと帰ってきてくださいね」
「は、はい。それはもう!」
「約束ですよ?」
こりゃ、必ず勝って、帰ってこなきゃいけないな。
不思議な気分だな。帰る場所があるって、それだけで強くなれる気がする。
「何か必要なものはありますか?」
「いえ、特には無いです」
「そうですか……あっ、そういえば忘れていましたね」
「はい?」
コーヒーを飲み干し、おかわりに立とうとした俺を秋子さんが呼び止める。
忘れていたとか言ったけど、何か忘れてたっけか?
「名雪なら今日帰ってきて自分の部屋にいますよ。
多分、もう寝てるんじゃないかしら?」
「名雪?」
「さっき聞いたじゃないですか。
『名雪は?』って」
してやったりといった感じの顔をする秋子さん。
そ、そりゃ確かに言ったけど。
それは秋子さんに話を切り出そうとするための口実だったりするわけで……
「祐一さん」
「はい」
「名雪達にも会っていってくれませんか?」
急に真剣な表情になって俺に話してくる秋子さん。
「疲れてもう寝てるんでしょうけど、それでも会っていってくれませんか?
あの子達の母親としてお願いします。まぁ、もっとも―――」
そこで秋子さんの顔が破顔して、いたずらを成功させた子供のようなあどけない笑みに変わる。
「祐一さんが誰にも挨拶しないで行くなんてそんな薄情なこと、する訳ないってわかってますけどね」
……やっぱり、どうやっても敵いっこないよ。秋子さんには。
コンコン
「入るぞー」
毎朝起こしに来て、もはや勝手知ったる名雪の部屋。
ノックに対する返事がなかったけど、もう寝てしまってるだろうし。
というわけで返事をロクに確認せずに部屋に入る。
暗闇に包まれているが、相変わらずの名雪の部屋。
窓から光が差し込んでいない以外は朝起こしに来る部屋そのままだった。
その部屋で面積を一番占めているだろうベッドは山のようにこんもりと盛り上がっている。
どうやら既に眠ってしまってるみたいだ。
「名雪……まぁ、その……なんだ?」
「……zzz」
反応がないのに、喋る俺ってなんか変だよなぁw
「俺、明日から、水瀬家を離れることになるからさ」
「……zzz」
「秋子さんには言ってあるけど、名雪にも言った方がいいって」
「…………zzz」
「まぁ、数日の間イチゴサンデー奢ってやれないけど、ぐずるなよ?
帰ってきたら……全てが終わったら、幾らでも奢ってやるからな。
あーでも、あくまで俺の懐事情を考えてくれよ?」
そう、全て終わらせたら。
いつもの生活に戻ったら、嫌ってほど奢ってやるからな? 名雪。
「さてと、俺は行くな。
みんなを待たせてあるから」
「……祐一」
「……ん?」
も、もしかして、お、起きてたとか?
「……」
「……」
「……うにゅ、いちごさんで〜」
な、なんだ、寝言か。
起きてるのかと思ったじゃないか。ビックリさせるなよ。
俺は少しずれてた布団をかけ直し、名雪の部屋から出る。
扉を開けると、そこには寝巻き姿のあゆと真琴が立っていた。
「祐一君」
「祐一」
「あぁ、二人も聞いてたのか?
というか、ジャムの方は大丈夫か?」
「うん、今日のは軽症だったよ」
頷いてそう答える二人。
どうやら話す手間が省けたらしい。
「どこ行くの?」
「……」
「また真琴を捨てるの?」
怯えた目で俺を見る真琴。
深層心理にはやっぱり捨てられることへの恐怖がこびり付いてるのかもしれない。
普段の勝気な性格などどこへやら、赤子のように俺にしがみ付いてくる。
「予感がするの。このまま祐一が帰ってこないんじゃないかって。
ねぇ、もうどこにも行かないでよ?
祐一さえ居てくれれば肉まんなんて要らない。
ねぇ? だから、真琴を捨てないで!」
「真琴……」
「お願い……お願いだからぁ……」
震えながら抱きついてくる真琴を優しく抱き返す。
そうしていると、ふと真琴の……というより、彼女達の本心がわかった気がした。
彼女達は不器用だっただけ。
俺に好意を持って接してくれている彼女達は、ただ一秒でも多く俺と一緒に居たいだけ。
彼女達は独占欲が強かっただけ。
俺に好意を持って接してくれている彼女達は、ただ俺という存在を一回でも多く自分の隣に置きたかっただけ。
彼女達は嫉妬心が強かっただけ。
俺に行為を持って接してくれている彼女達は、俺と仲良くする他の女の子をただ一人でも許せないだけ。
でもそんな彼女達は恋に盲目過ぎて、恋に幼稚過ぎて臆病過ぎたから―――
彼女達は俺に自分の好物を奢らせることでしか、俺と一緒にいる口実が作れなかったんだろう。
例え、それが俺を含む周囲に嫌われてしまうことだとわかっていても。
少し考えればもっと最良な道があるとわかっていても。
俺が断ることも出来ずにそれを受け入れてしまったから。
盲目な彼女達はその甘い甘い蜜から抜け出せなかった。
だから逃げれば必死に追いかける。
それしか一緒に居られる口実がないのだから、必死になって追いかけてくる。
もしかしたら、今言った事に当てはまるのはあゆと真琴だけなのかもしれない。
でも彼女達は優しい心の持ち主だから。
俺は信じたい。
ま、こんなこと言う資格、それを受け入れてた俺にあるわけないってわかってるから口に出しては言わないけれど。
「安心しろって、真琴。
俺はお前を捨てないよ。必ず帰ってくるからさ」
「……ほんと?」
「あぁ、祐ちゃん、冗談は言うが、嘘は言わない」
「でも結構付いてる気がするよ? 祐一君」
「あゆ、お前は黙ってろ。全部冗談だ。そういうことにしとけ」
あゆの茶々に威圧を込めて返す。
折角のシリアスなシーンを台無しにしおって。
「うぐぅ……でも、祐一君はこういうシリアスな時には冗談なんて言わないもんね。
だから信用してもいいと思うよ。真琴ちゃん」
「うん」
真琴の顔に笑みが戻る。
俺とあゆはそんな姿を微笑ましく見る。
「そーゆーことなら祐一!
ちゃんと帰ってこなかったら、ぼこぼこにしてやるんだからっ!
だから、ちゃんと帰ってくんのよ!」
「うん、ちゃんと帰ってきてね。
クッキー焼いて待ってるから」
真琴、帰ってこないのにどうやってぼこぼこにするんだ?
それとあゆ、焼いてもいいけど碁石は勘弁な。
そう突っ込みたいと叫ぶ心を封殺して俺は口を開く。
「おうよ! 帰ってきたら肉まんでも鯛焼きでも嫌いになるほど奢ってやる」
「ううん。それは……もういいや。ね? 真琴ちゃん」
「……うん」
は?
二人の予想外の行動に驚く。
あゆはともかく、真琴がこういう行動に出るとは思わなかった。
「鯛焼きを奢ってもらえなくても―――」
「肉まんを奢ってもらえなくたって―――」
そう言いながら二人が近づいてくる。
そのまま軽く俺の頬にキスをする。
「祐一君はそんな建前なんて無くたって、いつでもボク達が望めば一緒に居てくれるってもうわかってるから」
「そ、そーゆーことよっ! わ、わかったら早く行きなさいよぉ!」
「そ、そうか……」
そのまま笑顔で恥ずかしいことを言うあゆと、急に恥ずかしくなったのかそっぽを向いてそれを肯定する真琴。
「じゃあ、行ってくる! 朝の名雪起こしとお昼の栞の重箱、頼むな」
「そ、それがあるの忘れてたよ!」
「ちょっ、祐一! やっぱり行かないで!」
「男に二言は無いだろう?」
「男じゃないわよ! バカ祐一!」
「うぐぅ、ボク、女の子」
「ぷっ、はははっ!」
「あはははっ!」
「はははっ」
あぁ、俺の居場所は確かにここにある。
込みあがってきた笑いを抑えずに吐き出し、俺はそう感じたのだった。
祐一は私が寝てるものだと思ってたみたいだけど、実はずっと起きていた。
日帰りで帰ってくるはずの祐一が今の今まで帰ってこなかったから。
祐一が心配でたまらなかったから。
祐一が違う女の人と一緒にいるんじゃないかと思ったら。
不安と、心配と、嫉妬で眠ることが出来なかった。
最初は祐一と一緒に居たかった。
ずっと祐一を思い続けてて恋なんてしてこなかったから、アタックする方法なんて全然知らなかった。
だから一秒でも長く居たかったから一つでも多くイチゴサンデーを頼んでた。
祐一はいつも困った顔をするけど、拒まなかったから。
それは間違ったことじゃないって勝手に思い込んで、調子に乗って。
そしていつの間にか「手段」と「目的」が逆になっていたことに気付いた。
でもそれは間違ってないって思いこんでたから、抜け出すことが出来なくって。
本当の意味で気付いた時にはもう、後の祭りだった。
だから私は怖かった。
祐一が私に罵声を浴びせてくるんじゃないかって。
布団に包まって、じっと祐一からくる言葉を受け止めようとした。
「俺、明日から、水瀬家を離れることになるからさ」
……え?
布団を捲くって今すぐにでも問い詰めたかった。
私のせいなの? 私が懲りもせずにイチゴサンデーを集り続けたからなの? って。
でもできなかった。私は臆病者だから。
そこで祐一が『うん』と答えるのが怖かった。
だから私は眠ったフリをし続けることにした。
「秋子さんには言ってあるけど、名雪にも言った方がいいって」
お母さんには既に報告済み……私が祐一にしたことも言ったの?
でもそれは心の中に浮かんですぐに消えてしまった。
その次の言葉の方が私には衝撃的だったから。
「まぁ、数日の間イチゴサンデー奢ってやれないけど、ぐずるなよ?
帰ってきたら……全てが終わったら、幾らでも奢ってやるからな。
あーでも、あくまで俺の懐事情を考えてくれよ?」
「……祐一」
無意識のうちに声が出てた。
嬉しかった。祐一はこんな酷いことをされてるのに怒らなかった。
それと同時に自分はなんて欲にまみれた醜い存在だったんだろうと恥じた。
「……ん?」
私の声に過敏に反応する祐一。
も、もしかして、起きてるのがバレちゃったのかな?
「……うにゅ、いちごさんで〜」
寝言で誤魔化すしかなかった。
祐一が部屋から出て行く。
「……いってらっしゃい。祐一」
小声で出て行った祐一に向けて呟く。
ごめんね。祐一。
今の醜い私は祐一を送り出す資格なんて無いけど、いってらっしゃいって言っちゃったよ。
でも明日から変わるから、それで許してくれないかな?
これ以上、祐一の優しさに甘えないようにするから。
とりあえず明日の目覚まし時計の数をもう10個増やすところから始めよう。
安心感からまどろみに包まれる私はそう考えてから意識を手放した。
「挨拶は……できたですか?」
「あぁ」
外に待たせてあった猫状態のフィアの言葉に首を縦に動かす。
「祐一さんは優しすぎるですよ」
「ん、聞いてたのか?」
「はいです。名雪さんがやったことに祐一さんはもっと怒ってもいいと思うですよ?」
フィアが俺にそう話しかけてくる。
どうやら俺がみんなを簡単に許してるのが気に入らないらしい。
ふむ、昔は近所のお姉様方に『菩薩の祐ちゃん』と言われて称えられていたのだが。
「優しいのは優しいに越したことないんじゃないか?」
「優しさだけじゃ人は伸びないです」
「でも優しさがなきゃ人は伸びない」
「そんなの屁理屈です」
フィアが今日はやけにつっかかってくる。
なんか機嫌を損ねることしたっけか?
「……そうかもしれないけどさ。
でも俺が我慢して済む話だったら、それでいいかなって思っちゃうんだよ」
「そこまで行ったら、ただのバカ野郎ですよ」
「あぁ、俺はバカ野郎だからな。そんなの自覚してるさ。
だからそれで俺が不幸な目にあっても、それはそれで悔いはないんだろうな」
「はぁ……もういいです。勝手に不幸な目に遭えばいいですよぅ……」
「おいおい、縁起でもないな」
諦めたのかフィアはため息をつく。
「でも祐一さん。あなたが不幸な目に遭ったら、少なくとも私は悲しみに押しつぶされてしまうですよ?
あなたの体はあなただけのものじゃないですから」
「ん? フィア、なんか言ったか?」
「なんでもないです。さっ、もう時間も無いです。行くですよ」
「よっしゃ!」
水瀬家を背に、俺の戦場へと向かうのだった。
あとがき
J「というわけで40幕でしたー」
フィ「なんかめちゃくちゃな気がするです」
J「言うな。自覚はあるから」
フィ「そですか」
J「というわけで今回、いろいろ動かせてみましたが……うん、なんか理由が無理やりな気がする」
フィ「自己完結?!」
J「でもさぁ、あれだ? 自分で書いてて何を書いたのかイマイチ把握してないって重症じゃね?」
フィ「そ、それって、相当ヤバい気がするですよ?」
J「さて、次回からやっとこさ戦闘」
フィ「本当、久々ですね」
J「ちゃんと無事に書けるか、それだけが心配ですw」
フィ「はぁ……ではまた次回です」
※感想・指摘・質問はBBSかmailにてお願いします。
P.S.
J「チャットで祐一は優しすぎると指摘を受けたんだが……」
フィ「作者にはこれが限界らしいです」
2006年3月10日作成