はい、本編始まる前に注意書きです。
この物語は、原作であるとらハが基準でその物語にTV版リリカルなのはが注ぎ込まれています。
よって、士郎さんは死亡、恭也は恋人なしでなのは・フェイトは11歳です。
その事を了承できる方のみお読みください。
では〜
恭也の散々な一日〜フェイト侵入編〜
抜き足、差し足、忍び足……
確か、日本語の中にはこんな言葉があったような気がした。
今、私は高町家の中を足音を立てないように静かに動いている。
目的は唯一つ、なのはのお兄さんの部屋……
お兄さんの部屋に行って何をするか……勿論(ポッ)
大丈夫、リンディさんに男の人を落とす方法は聞いてきたから……布団の中にもぐって、裸になって……後は、朝起きたら激しかったって言えば言いだけだから(注:激しく間違ってます)
私がお兄さんを好きになったのは、お兄さんと始めて会ったとき……
あのとき私の心臓は早鐘のように脈打って、頬がカァと赤くなるのを感じたの。
「ここ……だよね」
静かにささやく。
そういえば、お兄さんって武術の達人だったよね……?
もしかしたら、部屋に入る前に気付かれるかもしれない……あ、そうだ。
リンディさんに貰ったものがあったんだ……
ゴソゴソとポケットの中から取り出したのは小さな袋だった。
なんでも、強力な睡眠薬らしくどんな人でも直ぐに寝ちゃうものらしい。
「確か……こう」
袋を開けて少しだけ空けた隙間からそれを部屋の中に放り込む。
閃光。
――――中を見てみると変化はない、お兄さんも目を覚ます気配はなかった。
「……大丈夫みたい、だね」
私は、部屋の中にコソコソと入っていくと、リンディさんに言われたとおり服を脱ぐ。
この時、乱雑に置いておく方が良いといわれたのでわざとそこいら編に服を脱ぎ捨てる。
――――そうだ、もう一つ。
私は、思い至り恭也さんの服も少しだずつ脱がしていく。
恭也さんが下着姿になったときにそれを止めて布団に入り込む。
「ん……あったかい……」
恭也さんの温もりは本当に暖かかった。
――――今夜は良い夢を見れそう……
私は恭也さんの体に自分の体を絡めながら静かに瞳を閉じていった……
「あ、忘れてた……」
そういえば、リンディさんがもう一つやっておいた方が良い事があるって……
ゴソゴソと自分の服の中から赤い絵の具を取り出す。
ものすごく赤くて血よりも僅かに薄い位の赤……
これを、布団のここら辺に……着けとけばいいんだよね。
「ん……」
私は、心の中でごめんなさい、と謝ると、布団の下部に少しだけ絵の具を塗りつけた。
これで、本当に大丈夫……
「……おやすみなさい……」
私は、今度こそ本当に瞳を閉じ、恭也さんのぬくもりに包まれて眠った。
座談会
作者:フェイト侵入編です〜
恭也:……こんなことがあったのか
魔龍:……むしろ、リンディさん、何を教えているんだと突っ込むべきだと思うんだが……
フェイト:ん……でも、結局あの赤い絵の具は……
恭也&魔龍:ストップ!
フェイト:???
作者:これ以上言うと、登載禁止になっちゃう可能性があるのでここでとめておきま――――
恭也&魔龍:お・ま・えが言うなぁぁぁぁぁぁ!!
作者:ゲフゥゥゥゥゥゥッ!?(ダウン)
フェイト:……………