KANON
消えない想い――新たな絆
序幕
始まりは剣士達の戦い
「強いな……、お前の名は?」
「………名前を聞くときはまず自分から」
「ふっ、そうであったな。私はベルカの騎士、ヴォルケンリッターの将、シグナム」
「………舞、川澄 舞。……普通の大学生」
出会ったのは少女と青年
「どないしたんですか?」
「いや、町の風景を眺めながら黄昏ていただけだよ……」
「ん〜、ほんまですか? なんや困ってたようにみえましたけど?」
「うぐっ……ごめんなさい、本当は道に迷って途方にくれてました……」
消えてしまった者達との再会
――それは望まれた形として
「あぅ〜、なんだか懐かしい匂い……」
「………、狐さんの匂いがする」
――もうひとつは望まれぬ形として
「なんで……、なんでお前達がこんなことを!」
「……言葉通りよ」
交わるはずのなかった運命が交錯し
「舞さんは、祐一さんを信じているんですね」
「まるで私とフェイトちゃんみたい」
「舞さん、卒業後は是非管理局で働いてみませんか? もしよかったら今すぐにでも」
「母さ、いえ艦長。またそんな風に勧誘して……」
「祐一になにしやがんだテメェー!!」
「美坂ぁ! くっ、てめぇ……よくもやりやがったな!」
「相沢は、すでに我らの家族だ。主はやてが悲しむことはできない」
物語は、今――動き出す