(とりあえずこれとこれを買って

うん、これでだいたい揃うかな)

 

俺が今いるのは商店街にあるホビーショップだ

新しいカードがたくさん出たのだから、それらを使った新しいデッキを作ろうと

思い、カードを買いにきたわけだ

 

「これお願いします」

「はい、え〜と…1080円ね」

 

俺が買ったのは通常のパックに加え、単品で売られているカードを数枚

普通はパックを買うんだが、単品のカードをあさったほうが効率が良い場合もよくあるからな

 

「そういやここってフリースペースあったな

ここでデッキにしちゃうか

 

そう思い付いたのもさした意味はない

なんとなくだ

フリースペースの空いている席に座って、バッグからカードを出した

 

「よしっ

ぱっぱと作りますか!」

 

まぁ作るといってもデッキの大まかな構成は頭に入ってる

組み上がるまでに10分もかからなかった

 

「こんなもんか

後はテストデュエルがしたいな

 

だが今日は杉並はいない

諜報活動とか言ってたからたぶん非公式新聞部絡みだろう

 

「適当に誰かに声をかけてみるか

 

幸いこのフリースペースには、デュエルしている人が数人いる

そこに入れてもらうのも悪くないだろう

近くのグループに目をつけて、そこに声をかけようと立ち上がり

 

「ん?」

 

その中にかつてマネージャーをしていたバンドメンバーの一人を見つけた

 

 

 

D.C.で遊戯王をやってみた 2戦目

 

 

 

「みっくんだよな?」

「えっ?

朝倉くん?」

 

思わず声をかけていた

みっくんはデュエルを観戦していた

集中していたのか俺がいることに気付いてなかったようだ

 

「こんなとこで何してるんだ?」

「何って

デュエルしているのを見ていただけだよ」

 

それもそうか

なにわかりきったことを聞いてるんだ、俺は

 

「朝倉くんは?」

「俺はカードを買いに来た

で、今はデュエルの相手を探してた」

 

俺は今組んだばかりのデッキを見せながら言った

 

「へぇ

じゃあ私とデュエルする?」

「あ、やっぱみっくんもカードやってるんだ?」

「うん

とはいっても今ほかにやってる友達もいないから、こういうところでやるしかないんだけどね」

 

それは仕方ないだろう

こういったものは明らかに男に人気があるものだし

だが杉並によると昔は女性デュエリストもたくさんいたらしい

 

「で、デュエルする?」

「もちろんやるさ

こっちとしては願ってもないからな」

 

俺は返事をして、さっきまで座ってた席についた

みっくんは今まで見ていたデュエリストに断りをいれてからこちらに移動してきた

なんか二人とも目に見えて落胆している

それでいて俺を睨んでいた

なんだってんだよ

つか睨んでないでデュエル続けろよ

 

「さ、始めようか

先攻はどう決める?」

「そうだな

コイントスでいいか?」

「うん、いいよ」

「おし

それじゃ早速

 

俺はコインを取り出して、指で弾いた

それを手の甲に落とし、もう片方の手で押さえる

 

「さぁどっちだ?」

「え〜とじゃあ表で」

 

答えを聞くと、手をはなした

コインは

 

「俺の先攻だな」

「みたいだね」

 

みっくんはコイントスの間に準備を終えていた

見てみると通常のデッキの他に、それなりに厚みのある融合デッキが置かれていた

俺はそれを見てみっくんのデッキがなんであるかを理解した

 

「みっくんのデッキって

「あ、やっぱりばれた?」

「そりゃそれを見ればな

「ふふふ

ばれたからには生かして帰すわけにはいかないな

「いや

そのデッキでその台詞は合ってないだろ

 

どう聞いても悪役の台詞だ

だがみっくんもわかっていて言ったらしい

 

「そこは気にしない気にしない

気にしてたら負けるよ?」

「あんま関係ないと思うが

だが負ける気はないぞ」

「それは私もだよ

それじゃあ

 

「「デュエル!」」

 

 

 

「俺のターン、ドロー

モンスターを裏守備表示、カードを1枚セットしてターンエンドだ」

 

まずは下準備だ

このデッキはある程度墓地にカードをためる必要がある

 

「私のターン、ドロー

『E・HERO エアーマン』を召喚、効果により『HERO』と名前のついたモンスターをデッキから手札に加える

私は『E・HERO ワイルドマン』を手札に加える」

 

やはり予想通りだ

みっくんのデッキは【E・HERO】

『E・HERO』は単体では特に効果も持たず、ステータスも低いカードが多い

だが融合することによってその力を最大限に発揮する

 

「『エアーマン』で裏守備モンスターを攻撃」

「裏守備モンスターは『仮面竜』、効果を発動する」

 

『仮面竜』は戦闘によって破壊された時にデッキから攻撃力1500以下のドラゴン族を特殊召喚できる

俺が選ぶのは

 

「『ドル・ドラ』を攻撃表示で特殊召喚だ」

「ふ〜ん

朝倉くんのデッキわかったかも」

 

どうやらはやくも俺のデッキもばれたらしい

まぁ『ドル・ドラ』なんて使うデッキはそうそうないからな

 

「カードを1枚セット

そして永続魔法『未来融合 -フューチャーフュージョン-』を発動」

 

『未来融合 -フューチャーフュージョン-

融合モンスターを一体指定し、その融合素材をデッキから墓地に送ることでその融合モンスターを召喚するカード

ただし召喚されるのは発動してから2回目のスタンバイフェイズだ

ちなみに俺のデッキにも入ってる

 

「『E・HERO ダークブライトマン』を指定

デッキから『E・HERO スパークマン』と『E・HERO ネクロダークマン』を墓地へ」

「『ダークブライトマン』か

そいつは召喚されると厄介だな

「飛び抜けた力があるわけじゃないけど、結構嫌らしいカードなんだよね

これでターンエンド」

 

EHERO ダークブライトマン』は守備モンスターに攻撃してもダメージが発生する効果…いわゆる貫通能力に、攻撃後に自身が守備表示になる効果、破壊された時に相手モンスターを道連れに破壊する効果の3つの能力を持つ

相手にすると地味にいやなカードだ

だがそのことを使っているみっくんが言っても…

 

「俺のターン、ドロー」

 

さて、行動開始だ

 

「『サイバー・ダーク・キール』を召喚

効果により『仮面竜』を装備

攻撃力は2200だ」

「やっぱ【サイバー・ダーク】なんだ」

 

俺の新たなデッキ、【サイバー・ダーク】は墓地のドラゴン族を装備してその攻撃力分だけ自身の攻撃力を上昇させる能力を持つ

高い攻撃力をもつモンスターを簡単に召喚できることが特徴だ

 

「『サイバー・ダーク・キール』で『エアーマン』に攻撃

そして『ドル・ドラ』で直接攻撃」

「合計で1900ダメージ

残り6100

「さらに『サイバ・ーダーク・キール』の効果発動

モンスターを戦闘破壊した時に300ダメージ与える」

「残り5800

 

まずは先にダメージを与えることができた

だが油断はできない

なんせ相手はいかなる状況でも逆転してくる【E・HERO】だからな

 

「俺も『未来融合 -フューチャーフュージョン-』を発動だ

俺は『F・G・D』を指定する

墓地に送るのは『ハウンド・ドラゴン』を2体と『仮面竜』を2体と『カイザー・グライダー』の5体だ」

 

『F・G・D』は5体のドラゴン族を融合して召喚される、遊戯王で最強のステータスを誇るモンスターだ

通常の融合はほとんど無理だが、『未来融合』によるデッキからの融合や、『龍

の鏡』による墓地での融合ならば召喚できる

 

「これでターンエンドだ」

「私のターン、ドロー

『未来融合』のターンカウントは1

E・HERO ワイルドマン』を召喚

さらに罠カード『激流葬』を発動」

「くっ『激流葬』か

 

『激流葬』はモンスターが召喚された時に発動できる罠カードだ

その効果はフィールド上のモンスターを全て破壊するという強力なもの

さらにみっくんが召喚した『E・HERO ワイルドマン』は罠カードの効果を受けない

自分のモンスターを守り、相手のモンスターのみを破壊するコンボだ

 

「さらに魔法カード『融合』を発動

手札の『E・HERO フェザーマン』と『E・HERO バーストレディ』を融合

『E・HERO フレイムウィングマン』を融合召喚」

 

これが『E・HERO』の本質たる『融合』

手札とフィールドにある融合素材モンスターを墓地に送り、融合デッキからモンスターを召喚する

少々手札使いが粗いが、強力なモンスターを召喚できる

 

2体のモンスターで直接攻撃」

「合計で3600のダメージ

残りは4400

 

一気に半分近くのライフを削られてしまった

これは痛いな

 

「私はターンエンドだよ」

「俺のターンの前にエンドフェイズに『ドル・ドラ』の効果発動だ

墓地の『ドル・ドラ』を守備表示で特殊召喚する」

 

『ドル・ドラ』はデュエル墓地に送られたターンのエンドフェイズに攻守を1000

にダウンした状態で特殊召喚される効果をもつ

これはデュエル中に1回しか使えない

 

「あらためてドローだ

俺の『未来融合』もターンカウント1

手札から装備魔法『早すぎた埋葬』を発動

ライフを800払って墓地から『カイザー・グライダー』を特殊召喚する

さらに手札から『サイバー・ダーク・ホーン』を召喚して、墓地の『ハウンド・

ドラゴン』を装備する

攻撃力2500だ」

 

『ハウンド・ドラゴン』は効果無しの通常モンスター

だが下級の『サイバー・ダーク』が装備できるのはレベル3以下のドラゴン族

『ハウンド・ドラゴン』は下級の『サイバー・ダーク』が装備できる最大の攻撃力を誇る

 

「『カイザー・グライダー』で『フレイムウィングマン』を、『サイバー・ダーク・ホーン』で『ワイルドマン』を攻撃だ」

2体とも破壊だね

1300ダメージで残り4500

 

みっくんのフィールドの2体を倒すことはできた

だが『未来融合』は処理できていない

『ダークブライトマン』の召喚を許すしかない

 

「俺はこれでターンエンドだ」

「私のターン、ドロー

『未来融合』のターンカウントは2

『ダークブライトマン』を召喚」

 

それでも俺のフィールドには攻撃力2500の『サイバー・ダーク・ホーン』と2400

の『カイザー・グライダー』、ついでに少々弱化した『ドル・ドラ』がいる

そう簡単に対処は

 

「このまま『ダークブライトマン』で『カイザー・グライダー』を攻撃」

「『カイザー・グライダー』のは2400だぞ?

なんで…あ…」

 

しまった…

『カイザー・グライダー』の効果を忘れてた…

 

「『ダークブライトマン』は破壊され、400ダメージ

残りは4100

でも効果により破壊『カイザー・グライダー』を破壊する」

 

『カイザー・グライダー』は破壊されたときにフィールド上のモンスターを1体、持ち主の手札に戻す効果を持つ

この効果は強制的に発動する

つまり

 

「『カイザー・グライダー』によって『サイバー・ダーク・ホーン』は朝倉くんの手札に戻る」

 

これはやられたな

だが戻されただけだ

次のターンにまた召喚できる

 

「魔法カード『ミラクル・フュージョン』を発動

墓地の『フェザーマン』と『ワイルドマン』を除外して『E・HERO ワイルド・ウィングマン』を守備表示で召喚

『ワイルド・ウィングマン』の効果で『未来融合』を破壊する」

「ちっ

破壊されたか…」

 

『ミラクル・フュージョン』は『龍の鏡』と同じような効果を持つカードで、こちらは『E・HERO』を召喚できる

そして召喚された『E・HERO ワイルドウィングマン』は手札を一枚捨てることで魔法、罠カードを破壊できる

この効果により俺の『未来融合』は破壊されたわけだ

 

「私はターンエンド」

「俺のターン、ドロー」

 

しかしみっくんは強いな…

その時その時に今あるカードを駆使して突破してくる…

だがもうみっくんの手札はないし、俺もこのまま引き下がるつもりはない

 

「もう一度『サイバー・ダーク・ホーン』を召喚して墓地の『ハウンド・ドラゴン』を装備

『ドル・ドラ』を攻撃表示に変更

『サイバー・ダーク・ホーン』で『ワイルド・ウィングマン』を攻撃

そして『ドル・ドラ』で直接攻撃」

 

『サイバー・ダーク・ホーン』は『ダークブライトマン』と同じ貫通能力を持っている

よって守備表示の『ワイルド・ウィングマン』に攻撃しても、少ないがダメージを与えられる

 

「『ワイルド・ウィングマン』は破壊されて200ダメージ

『ドル・ドラ』のダメージと合わせて1200

残りは2900

「カードを1枚セットしてターンエンドだ」

 

このセットカードが今の俺の手札における切り札だ

これが通ればかなり有利に動けるはず…

 

「私のターン、ドロー」

「『サイバー・ダーク・ホーン』を生け贄に罠カード『闇のデッキ破壊ウィルス』を発動だ

手札とフィールドのセットカードを確認して、魔法もしくは罠カードをすべて破壊する

俺は魔法カードを選択する」

「『ウィルス』かぁ…

そういえばそのデッキだと結構使いやすいんだっけ…」

 

そういってみっくんが今引いたばかりのカードを見せる

見せたカードは…『聖なるバリア −ミラーフォース−』

相手の攻撃に対して発動し、その効果は相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊するというもの

 

「こんな状況でなんてカード引くんだよ…」

「ふっふっふ…

これがディスティニードローと言うものさ」

 

そう茶化しながらオープンしたセットカードは『我が身を盾に』

ライフを1500払ってモンスターを効果による破壊から守るカードだが、今は関係ない

あっさり破壊された

 

「カードをセットしてターンエンド」

 

だが当然ながらみっくんは今確認したばかりの『ミラーフォース』をセットしてきた

なんのカードかわかっていても今の俺の手札では対処できない

 

「俺のターン、ドロー…

『ドル・ドラ』を守備表示に変更してターンエンドだ」

 

というか実はこのデッキには魔法、罠カードを除去できるカードがほとんど入っていない

せいぜいがほとんどのデッキに当たり前に入っている『大嵐』と『サイクロン』くらいだ

今のドローではそれらを引けなかった

 

「私のターン、ドロー

引いたカードは『E・HERO エッジマン』」

 

『闇のデッキ破壊ウィルス』はまだ続いており、発動してから3ターンの間にドローしたカードも全て確認して、対象のカードならば破壊する

ちなみにこれで2ターン目だ

『E・HERO エッジマン』は2600の攻撃力と貫通効果を持ったレベル7の『E・HERO』なので破壊できない

だが召喚には生け贄が2体必要だ

 

「安心するのはまだ早いよ

墓地の『ネクロダークマン』によって『エッジマン』を生け贄なしで召喚」

「あっ!

『ネクロダークマン』のこと忘れてた…」

 

『E・HERO ネクロダークマン』は墓地に存在する限り1度だけ上級の『E・HERO』を生け贄なしで召喚できる

かなり序盤に墓地に送られていたため、忘れていた…

 

「『エッジマン』で『ドル・ドラ』に攻撃

貫通能力によって1600ダメージ」

「くっ…

残り2000

「ターンエンド」

 

互いにライフが無くなってきた

そろそろ決めないとな…

 

「俺のターン、ドロー…

ターンエンド…」

 

決めなければいけないのに攻撃できない…

『ミラーフォース』を突破できるカードがこない…

 

「私のターン、ドロー…

引いたカードは『E・HERO アナザー・ネオス』

『アナザー・ネオス』を召喚

『エッジマン』で『サイバー・ダーク・ホーン』に攻撃」

100ダメージで残り1900

『サイバー・ダーク・ホーン』が戦闘で破壊される場合、代わりに装備モンスターを破壊する」

「さらに『アナザー・ネオス』で攻撃」

「破壊…残り800

「ターンエンド」

 

結局『ウィルス』はたいした成果を出さずに効果が切れてしまった

どころかさらに劣勢に追い込まれてしまった…

次こそ決めないとな…

 

「俺のターン、ドロー…」

 

俺の引いたカードは…

 

「魔法カード『大嵐』を発動だ!

フィールド上の全ての魔法、罠カードを破壊する」

 

ついにきた『大嵐』

これで『ミラーフォース』は破壊された

 

「さらに魔法カード『サイバーダーク・インパクト!』を発動

手札の『サイバー・ダーク・エッジ』とフィールドの『サイバー・ダーク・ホーン』と墓地の『サイバー・ダーク・キール』をデッキに戻して、『鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン』を召喚し、墓地の『カイザー・グライダー』を装備する」

 

『サイバーダーク・インパクト!』は手札、墓地、フィールドから3種の『サイバー・ダーク』をデッキに戻し、『鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン』を召喚する融合カード

そして『鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン』は下級の『サイバ・ダーク』と違い、装備できるモンスターにレベルの制限がない

さらに墓地のモンスターの数×100攻撃力がアップする

 

「墓地のモンスターは6

『カイザー・グライダー』の攻撃力は2400

よって『サイバー・ダーク・ドラゴン』の攻撃力は3000アップして4000

『サイバー・ダーク・ドラゴン』で『アナザー・ネオス』に攻撃」

2100ダメージ…残りは800

私もまずいかな…」

「ターンエンドだ」

 

お互いのライフが並んだ

だがみっくんのフィールドは2600の『エッジマン』のみ

こっちの『サイバー・ダーク・ドラゴン』には届かない

これならいける!

 

「このカードに賭けるよ…ドロー!」

 

カードを見たみっくんの表情が歓喜にそまった

一体何を引いたんだ…?

 

「『ダーク・コーリング』を発動!

墓地の『スパークマン』と『沼地の魔神王』を除外して『E−HERO ライトニング・ゴーレム』を召喚」

「なっ!

『E−HERO』だと!」

 

そうか…

『E−HERO』は『E・HERO』と融合素材が同じだから混合できるのか!

たしか『E−HERO ライトニング・ゴーレム』の効果は…

 

「『ライトニング・ゴーレム』は1ターンに1度、相手モンスターをノーコストで破壊できる

『サイバー・ダーク・ドラゴン』を破壊!」

「装備カード扱いのときでも『カイザー・グライダー』の効果は発動するが…

もうどのモンスターを戻しても結果は同じだな…

とりあえず『ライトニング・ゴーレム』を戻すぞ…」

「これで終わりだね

『エッジマン』で直接攻撃」

「ライフ0

俺の負けだ…」

 

 

 

パチパチパチ…

 

「うわっ…なんだ?」

「えっ…何?」

 

デュエルが終えた俺たちが回りを見ると、さっきみっくんが観戦していた2人に加えて店内にいた他のグループの人たちがこちらにむけて拍手をしていた

こんなに囲まれていたのに気付かなかったのか…

俺たちどれだけ集中してたんだ?

 

「君たち強いね!」

「すごかったぜ!」

 

と口々に賞賛の言葉を投げかけてくれた

そんなにすごかったのか?

テストデュエルなのに結構熱くなってはいたけど…

 

「ねぇ、次は俺とデュエルしない?」

「あっ…ごめんね…

私は…今日はもう帰るよ…」

 

そういってみっくんはデッキを仕舞って店を出て行ってしまった

俺は置いてけぼりかよ…

 

「君は?

まだいるよね?

デュエルしない?」

 

次は俺に矛先を向けてきた

こんな注目された状態でなんかやりたくないぞ…

デッキの調整もしてないし…

 

「悪い、俺も今日は帰るわ」

「なんだ…帰るんだ…

まぁいいや、また来たらデュエルしてくれよな」

「あ、あぁ…わかった…」

 

なんか見知らぬ奴に約束させられてしまった

これ以上面倒なことにならないうちに、俺もデッキを仕舞って店を出る

 

「朝倉くん、お疲れ」

「みっくん…俺をおいて逃げるなよ…」

「あはは…ごめんね…」

 

店の外にはみっくんが待っていた

心なしか、顔がほんのり赤い

よっぽど恥ずかしかったんだろう

 

「しかしみっくんって強いな…

面白いデッキ構築してるし」

「そうかな?

あんまりそう思ったことはないんだけど…」

 

あれだけやっといてそんなこといいますかこの人は…

あれを強いといわずどう言えと?

 

「それなら朝倉くんもすごかったじゃない」

「あれは俺もちょっと驚いた

テストのつもりだったのになぁ…」

 

むしろ予想以上にうまく回りすぎてテストになってなかった気がする…

 

「テスト?

ってことはそのデッキは組んだばかりなの?」

「あぁ

まだ調整も何も済んでない」

「だからあれだけ手札があったのに何もしてこなかったんだ…」

「そういうこと

手札が思いっきり事故ってた

『フュージョンガード』は2枚もいらないかもな」

「それなら『カイザー・グライダー』もいらなかったんじゃない?

あの効果は強制発動だから使いにくいし…」

「そうだなぁ…

あれはちょっと使いにくかった…

他のカードを考えないと」

「あ、じゃあ『アームド・ドラゴン』とかはどうかな?」

「なるほど

いいかもな、それ」

「うん

それ以外にも……」

 

どうやら新たなデュエル仲間が見つかったようだ

これからもっと楽しくなりそうだな…

俺たちはカードの話に盛り上がりながら商店街を歩いていった

 

 

 

 

 

FIN

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがきらしきもの

 

2話をあげさせていただきました

..Uの音姉様と同じ誕生日のエメラルドです

はい…自慢してゴメンナサイ…

 

今回は純一君VSみっくんでお送りしました

なんかみっくんのデッキは杉並以上にすんなり決まったんですよねぇ…

脳内会議をするまでも無く「みっくんは『HERO』だろう」とあっさり…

ほんと、なんででしょう?

なお、今回もできるだけ詳しくない人にもわかるように頑張りました

細かいことなどは「遊戯王Wiki」でお調べください

 

JGJ様にお願いしてメールフォームを作っていただきました

感想などあればメールお願いします

 

さて、3話はだれの話にしようかなぁ…

 

 

 

ちなみに今回のお話を書き終わったのが617日です

なので一つ言わせていただきます…

音姉様、御誕生日おめでとうございます!

ついでに僕も…

 

 

 

以下設定を少々

 

時間軸は前回とあまり変わっていません

そろそろPHANTOM DARKNESSが発売しようか、という時期です

 

純一君の今回のデッキは【サイバー・ダーク】

とりあえず持っているカードである程度は組めそうなデッキということで【サイバー・ダーク】を選択しました

以前のデッキが【青眼の白龍】だったのでドラゴン族のカードを多めに持っていたので

ただまだバランスなどはわからず、必要なカードが少なかったり、逆にそんなに必要ないカードが多く入っていたりします

『フュージョン・ガード』が3積みだったりドラゴン族の数が少なかったり

 

みっくんは今までずっとデュエルを続けていました

よって今回使った【HERO】以外にもさまざまなデッキを使います

ちなみにこの【HERO】は僕の友人が実際にマスタールール移行前に使っていた【混合HERO融合】デッキを参考にしています

何気に強いです

 

今はもうやっていませんが、一応ともちゃんもデュエルできます

直接は関係ないけど念のため…